モノがなくても、大丈夫!
図書館で借りてきた。コミックエッセイだったのであっという間に読了。
作者は自分で「気付いた」タイプのミニマリストだ。
ミニマリストになりたくて、ミニマリストに憧れて、指南書などを読んでモノを捨てたタイプのミニマリストとは違って
買っては捨て、買っては捨てるを繰り返していたある日。
自分は、本当は、嫌いな自分を捨てたいのではないかとふと気付くのである。
ゆるい絵柄に騙されて、軽い気持ちで読んでいたが、この作者は自分でトライアンドエラーを繰り返してついには本を出すまでの捨て名人となったという内容だった。親の形見まで捨てたのだ。凄い。そのエピソードは、真似できないが作者の心象風景には納得。
そんな捨て超人と化したある日、服を捨ててお気に入りの服ばかりを着ている事を、他人から「いつも同じ服じゃん」と指摘されるのだが、作者はサラッと流す。かっけぇ。
他人にどう思われようが、それが自分を揺るがすものでないなら、別にどうでも良いんだよな。モノがなくても大丈夫という言葉の説得力が増す。