文豪の死に様 門賀美央子
芥川龍之介や樋口一葉がどうやって死んだかは、教科書で習ったので知っていた。
さて、有島武郎や梶井基次郎などは、どうやって死んだんだっけ?と思って読み進めれば、へー、となる。
有島武郎など、びっくり。そ、そんな人だったんだ…。
作者の、容赦ない文豪へのツッコミ具合が小気味よく、面白く読んだ。読んでいた。
ただ、小林多喜二の章になり、いきなり現代の日本の政府批判的な事を作者が言い出したのには閉口した。正直、ちょっと飛ばし読みした。2019年くらいに、日本は全体主義的な空気が漂っているなんて言ってたの、ごく一部の左翼だけだったような?
楽しく読んでたのに、突然のそういうの、たまにあるけどやめてほしい。ジェーン・スーとか読んでる気分だ。自分の狭量さを強制的に再認識させられる…うぅ…ダメージ。
でも楽しい本でした(雑なまとめ)。
人の死に様を、楽しいなんて言ってしまって罪悪感あり。でも、みんな絶対死ぬからなー。
あと、文豪愛人多すぎ!